「パンタナール」どう観光するの?
南米ブラジルの内陸部に広がる世界最大級の湿地帯「パンタナール」。
パンタナールは、ブラジルのマットグロッソ州とマットグロッソ・ド・スル州にまたがる広大なエリアで、その面積は日本の国土の約半分に相当します。毎年の雨季と乾季によって姿を変えるこの自然の楽園には、ジャガーやカピバラ、オオアリクイ、様々な水鳥など、多種多様な動植物が生息。野生動物の観察に最適な場所として、世界中のナチュラリストや写真家たちの憧れの地にもなっています!
今回は、そんな「パンタナール」の見どころや、アクセス情報をわかりやすくご紹介します!
- 「パンタナール」について知りたい人
- ブラジル旅行を検討している人
- ブラジルの有名観光地も合わせてチェックしたい人
パンタナールとは?


世界最大の湿地帯!
パンタナールは、南米の中心部に広がる広大な湿地帯で、主にブラジル国内に位置しながら、その一部はボリビアやパラグアイにもまたがっています。総面積は15万平方キロメートル以上におよび、世界最大の淡水湿地として知られています。最大の特徴は、季節によって劇的に変化する水辺の生態系です。
雨季と乾季のサイクル
雨季(おおよそ11月〜3月)には、河川が氾濫して一帯が水に覆われ、まるで巨大な湖のような風景に。一方、乾季(5月〜10月)になると水位が下がり、湿地は草原や湖沼へと姿を変えていきます。この自然のサイクルが、パンタナールに生きる多種多様な動植物の命を支えており、「南米のサファリ」とも称される豊かな生物多様性を育んでいます。
野生動物の観察に最適!
豊かな生態系と自然環境の価値が認められ、2000年にはユネスコの世界自然遺産に登録されました。他の熱帯雨林地域と比べて木々が少なく視界が開けているため、野生動物の観察がしやすいのもパンタナールの大きな魅力です!
【北部 vs 南部】観光の違いは?

パンタナール観光は、訪れるエリアによって雰囲気や体験が少し異なります。
北部パンタナール
- 特徴:手つかずの自然が広がる野生の楽園。ジャガーとの遭遇率が非常に高い。
- 魅力:ボートサファリでジャガーやカイマンを間近に観察。鳥類や哺乳類、爬虫類も豊富。
- 観光拠点:クイアバ → トランスパンタネイラ道路 → ポルト・ジョフレ
南部パンタナール
- 特徴:北部より観光施設やアクセスが整っていて、初心者にもおすすめ。
- 魅力:カピバラや鳥類観察、ピラニア釣り、乗馬体験などアクティビティが充実。
- 観光拠点:カンポ・グランデ → ミランダ周辺、ファゼンダ(牧場)滞在
パンタナールの動物5選
現地ツアーに参加すれば、さまざまな野生動物に出会えます!
1. ジャガー(Jaguar)

パンタナールを象徴する野生動物のひとつ。美しい斑点模様と力強い体格を持ち、南米の食物連鎖の頂点に立つ捕食者です。特に乾季の水辺では、ジャガーが川沿いを歩いたり泳いだりする姿を目撃できることもあります。世界でも最も高確率で野生のジャガーに出会える場所として有名で、写真家や野生動物愛好家にとっては聖地とされています!
2. トゥカーノ(Toco Toucan)

黒い羽と鮮やかなオレンジ色の大きなくちばしが特徴的な鳥。南米を代表する鳥類のひとつで、熱帯雨林や湿地帯でよく見られます。大きなクチバシは見た目以上に軽く、果物や小さな昆虫を器用についばみます。パンタナールの朝には、トゥカーノの鳴き声と共に一日が始まることもあり、その存在感は圧倒的です!
3. カピバラ(Capybara)

世界最大のげっ歯類で、丸みを帯びた体と穏やかな表情が魅力。水辺を好み、家族単位で群れを作って暮らします。水中を泳ぐ姿や、仲間同士で寄り添って休む様子はとても微笑ましく、パンタナールのツアーではほぼ確実に出会える動物です。そのおっとりとした性格から、人懐っこさを感じることもあります。
4. オオアリクイ(Giant Anteater)

パンタナールを代表するユニークな哺乳類で、長い鼻とふさふさの大きな尾が特徴です。舌は非常に細長く、最大で61cmにも達し、主にアリやシロアリを捕食します。1日の大半をのんびりと過ごし、地面に掘った浅い窪みで14〜15時間ほど休息することも珍しくありません。そのゆったりとした動きと独特の見た目から、動物好きに人気の高い観察対象です!
5. ヤコウチュウ(Caiman)

パンタナールの川や湿地に多く生息する小型のワニで、最大でも2〜3メートルほどのサイズです。昼間はじっとして水面に浮かび、夜になると目が赤く光り、ナイトサファリでは高確率で発見されます。魚や小型動物を捕食しながら、湿地の食物連鎖を支える重要な存在です。見た目はやや怖いかもしれませんが、パンタナールでは非常に一般的な動物です!
行き方は?

パンタナールには鉄道や大きな空港が直接つながっていないため、ブラジル国内の主要都市からアクセスするのが一般的です。観光の拠点としては、エリアによって以下の2つの都市が代表的です。
北部パンタナールへ:クイアバ(Cuiabá)経由
アマゾンに近い北部エリアを訪れる場合は、マットグロッソ州の州都クイアバが玄関口となります。サンパウロやブラジリアなどから国内線でアクセス可能で、所要時間は約2〜3時間。クイアバからは車で2〜3時間ほどでエコロッジやツアー出発地に到着します!
南部パンタナールへ:カンポ・グランデ(Campo Grande)経由
ジャガー観察で有名なポルト・ジョフレなどがある南部エリアへは、マットグロッソ・ド・スル州の州都カンポ・グランデを経由します。こちらもサンパウロなどからの国内線が便利で、エコロッジまでは車で4〜6時間かかることが一般的です。
日本からのアクセス
日本からは、まずサンパウロ(グアルーリョス空港)やリオデジャネイロへ国際線で向かい(所要約24時間以上)、そこから国内線を利用します。スムーズな日程を組むために、乗り継ぎ時間や現地での移動手段も事前に確認しておくのがポイントです。
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不安な方は...
経路が少し複雑に感じる方や、現地での移動に不安がある方は、こちらのツアー会社で相談してみるのもおすすめです。時期によってはプランが用意されていないこともありますが、チャットで気軽に問い合わせできるので、旅のヒントや有益な情報が得られるかもしれません!
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乾季にあたる5月〜10月がおすすめ!
この時期は雨が少なく、水位も下がるため動物たちが水辺に集まりやすく、野生動物の観察やサファリツアーに最適です。特に7月〜9月はジャガーの目撃率が高まるといわれています!
反対に、11月〜3月は雨季にあたり、湿地が広範囲に冠水し移動が困難になることも。道路がぬかるみやすく、ツアーの一部が中止になる場合もあるため、この時期に訪れる場合は防水対策や虫除けなどの準備が必須です!
ブラジルの基本情報

| 首都 | ブラジリア |
| 人口 | 約2億1,500万人(世界第6位) |
| 公用語 | ポルトガル語 |
| 日本との時差 | -12時間 |
| 通貨 | ブラジルレアル(R$) |
| 面積 | 約851万平方キロメートル(日本の約22倍) |
| 宗教 | カトリックが多数派(約60%) |
| 電源プラグ | CタイプまたはNタイプ ※変換プラグが必要 |
英語は通じるの?
ブラジルでは基本的にポルトガル語が話されています。パンタナール周辺でも、ローカルのガイドや宿泊施設のスタッフはポルトガル語が中心ですが、観光客に慣れているロッジやツアー会社では簡単な英語が通じる場合もあります。
ただし、バスや飲食店など一般的な施設では英語が通じないことも多いため、翻訳アプリや簡単なポルトガル語フレーズを準備しておくと安心です。ツアーを利用する場合は、事前に「英語対応ガイドがいるかどうか」を確認しておくとスムーズです。
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治安情報

全体的に注意は必要ですが、観光地は比較的安心です
ブラジルは一部の都市で犯罪率が高いことで知られていますが、観光地や自然保護区(例:パンタナール)では比較的落ち着いた雰囲気で、安全に旅行ができるケースも多いです。特にパンタナールは人里離れた自然エリアが中心で、ツアーやロッジを利用すれば危険を感じる場面はほとんどありません。
とはいえ、夜間の一人歩きや人気の少ない場所の移動は避けるのが基本。スリや置き引きなどの軽犯罪に備え、貴重品は最小限に、所持品は身体に密着させて管理しましょう。大都市(リオ・デ・ジャネイロやサンパウロなど)では特に注意が必要です。
緊急連絡先
| 連絡先 | |
|---|---|
| ブラジル警察 | 190 |
| 日本大使館(ブラジル) | (+55-61) 3442-4200 https://www.br.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
ブラジルのおすすめ観光地3選
1. リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)

自然と都市が出会う街
ブラジル南東部に位置するリオデジャネイロは、自然と都市が見事に調和した世界的な観光都市。山の上にそびえる「コルコバードのキリスト像」は、リオの象徴として有名で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
リオ湾に突き出た「シュガーローフ山」や、白砂の「コパカバーナ」や「イパネマ」ビーチなど見どころも多く、都市にいながらダイナミックな自然景観を楽しめるのが魅力。カーニバルの時期には、街全体が熱気に包まれ、エネルギッシュなブラジル文化に触れられます!
2. イグアスの滝(Cataratas do Iguaçu)

世界三大瀑布、圧倒的スケール!
ブラジルとアルゼンチンの国境にまたがるイグアスの滝は、世界最大級の滝のひとつで、ユネスコの世界自然遺産にも登録されています。大小あわせて275本の滝が広がり、最大落差は80m超。とにかくスケールが桁違いです!
ブラジル側からは全体像を一望でき、アルゼンチン側では滝の中に入り込むような体験ができます。遊歩道やボートツアーで迫力満点の滝を間近に見ることができ、自然の力を全身で感じられるダイナミックなスポットです。
3. レンソイス・マラニェンセス国立公園(Lençóis Maranhenses)

奇跡が広がる白い大地!
ブラジル北東部のマラニョン州に位置するレンソイス・マラニェンセスは、真っ白な砂丘と雨季に現れる無数の青いラグーンが織りなす、幻想的な風景が広がる国立公園です。
砂漠のように見えますが、実際には年間降水量が多く、5月〜9月の乾季にかけてラグーンが満たされることで独特の景観が生まれます。歩いて巡る砂丘トレッキングや、ラグーンでの水遊び、空から眺める遊覧飛行など、写真では伝わりきらない美しさを体感できます!
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日本出発前の最終チェックリスト

海外旅行の準備や確認、何から始めればいいのか迷ってしまいますよね。ここでは、日本を出発前に確認しておきたい準備項目をまとめました。ぜひ参考にしてみてください!
基本準備
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いざ、「パンタナール」へ!

いかがでしたでしょうか?今回は、南米ブラジルに広がる世界最大級の湿地帯「パンタナール(Pantanal)」をご紹介しました!ジャガーやカピバラ、色鮮やかな鳥たちとの出会い、そして手つかずの自然が織りなす景色は、まさに“南米のサファリ”と呼ぶにふさわしい感動体験です!
ベストシーズンに訪れれば、野生動物の観察やピラニア釣り、乗馬体験など、ここでしか味わえないアクティビティが盛りだくさん。自然や動物が好きな方はもちろん、日常を離れて大自然に癒されたい方にもおすすめの旅先です。ぜひ一度、パンタナールの魅力を体感してみてください!
皆さんの「パンタナール」の旅が、かけがえのない思い出になりますように!



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